やっぱり三日坊主

フルート、あみもの、ときどき山登り。

ラ・カンパネラ

 母が好きだった曲です。

私も母のレコードを聴いて好きになりました。
あんまり大好きで、数年前にこんなCD買いましたが、あまり好きな演奏はなかったです。

ラ・カンパネラといえば、フジコ・ヘミングが有名ですね。
私はこの演奏を持っていますが、鬼気迫る迫力がありました。
ただ、技巧の拙さが邪魔してその迫力がこちらにダイレクトに伝わらない
もどかしさは感じました。
とはいっても、技巧の拙さを超える何かがあるからこそ、あれだけ多くの人に支持を
受けるんでしょうね。

最近有名になった辻井信行の演奏も聴きました。
瑞々しい演奏です。
フジコ・ヘミングのような迫力ある演奏というのとは少し違いますが、切なくて甘美な、
そんな印象を受けました。
20歳の今だからできる演奏なのかな、とも思いました。
あと、音の粒が際立っていますね。

ただ、やっぱりナンバーワンは母の持っていたレコードです。
母が持っていたから、ということを差し引いても甘い、切ない始まりから、最後の
ピアノが壊れてしまうかのような、破滅に向かっていくような終わり方、久しぶりに
聴いてぞくぞくしました。
このレコードはゲイリー・グラフマン演奏のもので、ネットで検索してみましたが、ぜんぜん
ひっかかりません。世間的には名演じゃなかったのかもしれません。
レコード自体古いし…。

母が好きだったから棺にレコードごと入れようとしたんですが、葬儀屋の人に「燃える
ものだけにしてください」って言われて渋々ジャケットだけ納めたのですが、今になって
レコード取っといてよかった~って思いました。