フルートバッグ用に長年使ってきたルートートのバッグ。 中に入れるものが重くて(フルート、譜面台、ポーチ、楽譜、財布etc…)で 持ち手が今にも切れそうに…。 市販のフルートバッグは素敵だけれど、私はフルートとその他の荷物は絶対一つのかばんに 入れたい派!(過去電車に置き忘れたこと数回
)なので、なかなかいいのが見つかりませんでした…。 フルートバッグは私なりの条件があって、 ☆フルートを、フルートケース(ハードじゃなくて、フルートだけ入れられるバッグね)に入れた状態で 横置きにできる(蓋が天を向いてる状態) ☆譜面台も横置きに入れられる ☆B4サイズの楽譜も入れられる ☆外側にスマホ・Pitapaケースを入れられるポケットが出しやすいところについている っていうのがあるのですが、こんなわがままバッグはそんなにない! DACのマルチブリーフケース、結構いい線いってるのだけど これも上記の条件を満たすわけではなく、しかもお高すぎる!
ようやく作るしかないかと重い腰を上げました。 作るなら、重量に耐えられそうな帆布で作ろうと思っていたので、 「Tandeyの手作り帆布バッグ」から、フルートバッグに転用できそうなボストンバッグを チョイス。




フルート仕様に合わせて、サイズを変更しました。 以下、サイズ変更のメモ
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☆フルートH管をPearlリバティフルートケース(PSC-LFCH4)に収めた状態で 収納できるように横幅を変更
☆肩掛けできるように持ち手長さを変更 本体横、本体下横、底横を43cm→50cm ファスナー生地AB横を42cm→49cm 持ち手表を59cm→62cm
※当初64cmの予定だったが、生地が足りず。62でジャストなので、64で少し余裕ある感じ。 持ち手裏を55cm→58cm(持ち手表ー4cm)
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出来上がり!じゃん!!

生地:8号帆布(購入店忘れました)
これねー、、、ほんと苦労しました。。
「家庭用ミシンでも縫える」とありますが、ファスナー端や角の縫い代部分なんかは8枚重ねかな? 8号帆布の8枚重ね…ミシンがね、悲鳴を上げて縫い目をすっ飛ばしてましたよ。 あと、底と側面の縫い合わせ。テキストには「縫う」「綾テープで挟み、一周縫う」って さらって書いてますが、直角部分の縫い合わせとか縫い代の始末とかその部分、ぜひ書いてほしかった…
こういうところ、多分作っていて「???」ってなってる人、絶対いると思う…。ちょっと不親切かな。

3分の2以上力技でやったので、裏のパイピングは見せられたもんじゃありません
でも、作った後やっぱり悶々として「きれいに縫うための基礎の基礎」P.54~を読み返して、 あー、こうしてみればよかったかなぁっていう方法が見つかりました。 側面と本体の縫い合わせ部分は縫い代を残して縫い合わせておき、底の直角と縫い合わせるときに 縫い残した縫い代を広げればうまくいくんじゃないか?と。

文字だけだと分かりにくいですが、本を見るとわかるかな? また、綾テープを挟む時はクリップで、とありますが、実際にはテープが逃げてしまって なかなかうまくミシンをかけられなかったので、ひみつ道具「両面接着テープ」を使いました。 幅3mmのものなので、パイピングのときにも使いやすいです。これだと裏もしっかりミシンが かかります。

わかりにくいですが、底にフルートと譜面台が横置きになってます。
横幅は余裕もそれほどなく、でも取り出しにくさはなくジャスト!でベスト!です。 ポーチ、財布入れてもまだまだ余裕。B4の楽譜(今、第九やってます
)もばっちしです。


結構文句たれたれなんですけども、デザインはシンプルなのに存在感があって、とっても素敵です。 底も帆布を2枚重ねにしているので、丈夫さは折り紙つき。そして一番のポイントはこの側面ポケット。 作ると意外と大きくて(マチ19センチもあるから当然か)、スマホ、Pitapaケースは余裕です。 新書サイズの本も、ギリ横向きで入ります
ポケットサイズのスコアも入れられる! 側面にポッケがあるから、改札でPitapaをさっと出せるのがうれしい! このフルートバッグ、私の条件はすべて満たせており機能としては100点満点


もう1個作るか、と言われたら………
体力気力非常に吸い取られるんですが、 底の作り方をリベンジしたい気もするので、帆布を9号か10号に変えて、 子供のお出かけ用にちっちゃめで再挑戦したいと思います

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